このシリーズでは、フォーミュラハウス(FORMULA HOUSE)の誕生秘話や変遷、こだわり等をご紹介しています。
第5回は、鉄骨の短所への対応について紹介します。
短所への対応
1. 熱損失・壁内結露への対応
断熱材に硬質ウレタンを使うことにより解決します。
基本的に壁30ミリ・屋根40ミリと施工基準を決めています。
断熱性能は繊維系グラスウ-ルの2倍の性能がありますが、断熱より気密が出る事が魅力です。断熱性能を上げるには、厚吹きをすればよいのですが壁30㎜の厚さで壁内結露は、おこりません。
2. 錆への対応
壁の中に入っている鉄骨については心配ありません。
これは今まで多くの解体事例から得た教訓です。
問題は外に露出している鉄骨です。
通常ペンキ塗装を欠かさず行っていれば大丈夫ですが、なかなかできないものです。フォ-ミュラハウスでは、外部鉄骨は全て亜鉛メッキ処理します。
階段・庇・柱全てです。亜鉛メッキは一部に傷が入った場合でもその傷から錆がひろがってゆく事がありません。
次回は「スケルトン・インフィル」についてです。
ぜひご覧ください。